猫と仲良く暮らせる、本棚と一体化したキャットウォークのある家

窓際のキャットウォーク

メゾネットのデザイナーズ賃貸マンションに住んでいた福田さん夫妻はたっぷり光が入る家を気に入っていましたが、将来的に家族が増えることを考えた時、部屋の狭さや階段の急な勾配が気がかりになったといいます。

そこで建築に詳しい友人からのアドバイスを受け、リノベーションを検討することにしました。自由度の高いリノベーションをワンストップで実現できるnu(エヌ・ユー)リノベーションに依頼し、神奈川県川崎市の築11年のマンションを3470万円で購入。

同居していた猫も一緒に暮らせる家には、リノベーション後に誕生した長女も加わり、3人と1匹で自然光を感じながらほっこりと暮らしています。

猫も大喜び! キャットウォークを兼ねた本棚

大開口の窓が並ぶワイドなLDKは、2つの個室を撤去して誕生した大空間。木をふんだんに使った温かく穏やかな空間に合わせたのは、カリモクニュースタンダードのスツール。

nuリノベーションのインテリアスタイリングサービス「decoる」を利用して購入したものです。

キャットウォークを兼ねる本棚

リノベーションのプランニングは長女の誕生前だったので、「いかに猫が快適に過ごせるか」を重視して進めていきました。特に、猫のオオジロウは以前の住まいにあった階段を気に入っていたため、キャットウォークは欠かせなかったのだそう。

また、倉庫を借りて収納していた大量の本の置き場所も必要だったことから、大容量の本棚とキャットウォークを一体化させることに。窓側にも板でステップを設けているので、本棚から壁沿いに進むと窓際まで回遊することができます。

キャットウォーク兼用の本棚

猫の健康にとって重要だといわれている上下運動も、この本棚とステップのおかげで問題なし。天井を躯体現しにしたことで、天井高を確保し、本棚の容量をたっぷり取りながら、猫が本棚の上を歩くためのスペースも確保できました。

素材や貼り方を変えて、様々な木の風合いを楽しむ

LDKの中心に寝室スペース

ワイドなLDKを窓側から見ると、杉の年輪パネルを腰壁に用いたキッチンと、ナラ材を斜めに張った寝室の壁が。ワンルーム感覚の空間ですが、素材とその取り入れ方によって表情をつけ、変化のある空間をつくり出しています。

収納とカウンターを造作したキッチン

キッチンは既存の設備を移動して対面式に変更。位置をどうするかで迷いましたが、炊事中でも部屋全体の様子が分かる場所に決めました。

また、壁側には収納とカウンター、そして奥には棚を造り付けたパントリーを設置。パントリーとウォークインクローゼットは「ものを見せないようにしたい」、「猫にいたずらされたくないものを収納するところを」という妻のリクエストを反映させたものです。

ナラ材で仕切ったベッドスペース

四角い窓をアクセントにした壁の中は寝室。壁の上部は梁にかかる部分以外を開けたため、バルコニーからの光が中まで届きます。

小窓のあるベッドスペース

寝室内の壁にはクロスを貼り、リビングダイニング側から見た印象とは異なる雰囲気に。たまの来客を意識して空間を閉じるのではなく、日常の行き来のしやすさを優先させ、寝室の2か所の出入り口にはあえて建具を付けませんでした。

「仕切りがないので生活動線が途切れず、子どもや猫も自由に過ごせます」と夫。

建具交換だけなのに雰囲気はがらりと一新

木目が楽しめる玄関とトイレ

玄関やトイレにもやさしい風合いの木をたっぷり使っています。下駄箱は既存ですが、扉を取り換えたことで室内のテイストにマッチ。

築浅物件で状態がよかったため、トイレのほか洗面台やユニットバスも既存を活用しています。キッチン以外の水回りは位置も変えていませんが、建具をはじめ壁や天井のクロス、床は一新。

あまり多くのコストをかけずに、好みの空間を実現することができました。

設計・施工 nuリノベーション
撮影/水谷綾子
※物件価格、工事費、ご家族の年齢等の情報は「リライフプラスvol.30」取材時のものです

Source: Sumai
猫と仲良く暮らせる、本棚と一体化したキャットウォークのある家