工事用「防炎メッシュシート」はプライバシー確保の陣幕代わりに使える

横浜に住みながら、気候の良い週末や長期休暇には八ヶ岳に置いたキャンピングカーでのんびり過ごすという写真家の小林キユウさん。その際、工事現場で使われる「防炎メッシュシート」が意外な形で役立っているといいます。詳しく教えてもらいました。

ポータブル電源で寒さを乗り切る

キャンピングトレーラーをドローンで撮影

ドローンで撮影。三方を道に囲まれているので、丸見えで意外に落ち着かない立地です

写真は春まだ浅い八ヶ岳山麓ですが、先日キャンピングトレーラーに泊まってきました。

今回一番心配だったのは寒さ。標高1,000mで夜は零度以下になるのは必至だからです。そこで活躍したのが最近導入したポータブル電源。これがあれば電気毛布を使えます。想像以上に快適で、なんで今まで気がつかなかったのだろうと少し後悔するほどでした。

工事現場で使われる「メッシュシート」とは

キャンピングトレーラーを置いているエリアは別荘地の車道に面していて、キャンプサイトは道から丸見えの状態。交通量は多くないものの時々車が通るし、犬の散歩などの人が結構います。

今まではそれほど気にしていなかったのですが、森自体をリビングと考えれば、やはり落ち着きません。何か良い方法はないかと目隠しの方法を前々から考えていました。

目隠しでタープを使用

最初はタープで目隠し。強い風が吹くと細いポールとペグだけでは支えきれず、断念

一番理想的なのはウッディなフェンスをDIYすることですが、けっこう大変。キャンプ場などでよく見るタープを張る方法もありますが、「陣幕」と呼ばれる目隠しや防風目的の商品は、テントメーカーのものは数万円と高価。

なにかいい物はないかなと考えながら街を歩いていた時、補修工事中のマンションを見て、これだ!とひらめきました。

補修のための足場パイプが組まれ、そのまわりが半透明なメッシュで覆われています。よく見る光景ですが、これをキャンプでも利用できるとのでは、と。

これならタープ用の細いポールで立てても、メッシュだから強風でも風を逃がすので倒れることもなさそう。でもそこそこの防風効果はありそう。

完全に視界をシャットアウトするわけではないので圧迫感はない。でも、そこそこの目隠し効果はある。この微妙な「そこそこ」感がキャンプサイトを囲むには持ってこいだと思いました。

防炎メッシュシート

キャンプ場では心強い防炎仕様!

さっそくネットでリサーチしたところ、正式名称は「防炎メッシュシート」。本来は工事現場で使われるものなので防炎仕様。

ということはたき火にも強い。ポールやロープを結ぶハトメもあります。ますますキャンプ向きです。

ほどよくブライバシーが守られて快適

森の中に工事用のメッシュを張ってみたところ

森の中に工事用のメッシュを張ってみたところ。内部は「そこそこ」見えない

価格は1.5×6.3mのサイズで1980円。テントメーカーの「陣幕」と比べると約1/10。白、黒、青など色も数種類ありますが、明るい色ほど反射率が高く、目隠し効果が高くなります。今回は、そこそこ感を求めてグレーを選択し、さっそく導入してみることに。

実際にメッシュシートに囲まれてみた感想は…「これはいい!」。

僕の場合、キャンピングトレーラーで使っていますが、通常のキャンプ場で自分のサイトをこれで囲むとそこそこのプライベート空間が生まれるはず。野外の中に自分だけの空間を手に入れた感覚で、なんだかとても落ち着けました。

ワークマンの商品がキャンプ場で人気が爆発したように、工事現場などで人知れず使われているプロ用品の中に、まだまだ便利グッズが眠っているような気がします。

メッシュだから完全に風をさえぎらないので、たき火やBBQの時も煙の抜けがよさそう。逆に強風の時は、それなりに風を弱めてくれます。さすがプロの現場で鍛えられた商品。

メッシュの網目は、家庭で使われている網戸のメッシュよりもずっと目が細かいです。夏には、内側で蚊取り線香をたけばそれなりに虫よけの壁としても少しは役立ちそうな気もしてきました。キャンプ場で防炎メッシュシート、個人的にはこれから流行りそうな予感がしています。

Source: Sumai
工事用「防炎メッシュシート」はプライバシー確保の陣幕代わりに使える