3階建て&床暖房はつながりにくい?「メッシュWi-Fi」なら家じゅうに電波が届く

リモートワークやオンライン授業が急速に普及したこともあり、おそらく多くの人が以前より気になっているのが、自宅のWi-Fi(無線LAN)環境。

Wi-Fiでつなぎたい機器は、PCのほかスマホ、タブレット、数々のIoT家電、と増える一方。日刊Sumaiでもおなじみの収納王子コジマジックさんも、3階建て住宅を建てるにあたりWi-Fiの設定でかなり悩んだそう。

電波がつながりにくくて困っている方にも、マイホームを検討中の方にもオススメなのが「メッシュWi-Fi」です。

3階建て&床暖房は最悪の条件!?

コジマジック邸のパース

コジマジック邸のパース

一般に、大きな家や複雑な設計の家、3階建ての家などは、Wi-Fiの電波がすみずみまで届きにくいと言われます。

「1階がぼくの仕事部屋や水回り、2階がLDK、3階が寝室と子ども室で、どの階、どのスペースも安定的につながることが必須でした」(コジマジックさん)。

そこでコジマジックさんは、知人の紹介でPC周辺機器メーカー・バッファローにWi-Fiの構築を相談。勧められたのがメッシュWi-Fiの「AirStation connect」だったそう。

「3階建て&床暖房は最悪の条件です、と言われて最初は青ざめました」(コジマジックさん)

Wi-Fiの電波は鉄やアルミなどの金属、水が苦手

家のWi-Fi仕組み図

バッファローの広報・浜岡航平さんに詳しくお話を聞きました。上のイラストはAirStation connectを設置したイメージ。親機から中継機を介し、電波が同心円状に広がって家じゅうすみずみまで広がります。

「電波の届きにくい場所がある場合、まず従来のWi-Fi中継機を使ってピンポイントに届ける方法があります。それが1か所ならいいのですが、あちこちに向けて複数の中継機を設置するのは、経路が複雑になり最適な設定が困難に。

また、親機からの距離が長いと電波はだんだん弱まるのですが、メッシュWi-Fiの場合は、親機と複数の専用中継機が互いに通信し合い、情報を共有して網目状のネットワークを構築するのが特長。複数の機器間の設定をその都度オートで組んで効率よく動くため、家のすみずみまで電波が届く仕組みです」。

Wi-Fiの電波が苦手とする代表的な材質とは、鉄やアルミなどの金属や水。コジマジック邸で取り入れた床暖房はアルミ素材のパネルを使っているので、やはり電波の妨げになるそうです。

専用アプリでベストな設置場所がわかる

円盤型の機器3つ

AirStation connectの機器は、これまでのちょっとイカついWi-Fi機器とは違って、親しみやすいデザイン。設置はWi-Fi初心者でもできるといいます。

上の写真はAirStation connectの基本セット(WTR-M2133HS/ES2)。大きい円盤型が親機、小さい円盤型が専用中継機。親機の中央についているアンテナは、くるりと回せる仕様に。

「インターネットの入口であるモデムが既に備わっているなら、説明書に沿って親機をモデムにつなぐだけなので簡単に設置できます」(浜岡さん)。

専用中継機は、通信を安定させたい部屋と親機の中間にコンセントでつないで置くだけ。と言っても、どこがベストな位置なのか分かりにくいのでは?

「スマホの専用アプリでWi-Fiの電波状況を確認できます。設置希望の場所にスマホを持っていけば、電波の強さをメーター方式で『見える化』。設置可否の判定でOKの場所に中継機を設置すると、自動的に最適なWi-Fi中継が行われる形です」(同)。

さらに家の間取り図(jpegやpngなどの画像データ)をアプリに転送・登録し、アプリの画面上で機器を配置すれば、Wi-Fiの届きやすい場所、届きにくい場所が一目で分かる機能も。

「アプリの画面を見て即、電波状況を確認できるのでとても助かっています」とコジマジックさん。

コジマジックさんとアドバイスするバッファローの平井さん

専用アプリをインストールしたコジマジックさん。右はアドバイスするバッファローの平井さん。

ちなみに、すでに別のWi-Fi機器を設置している場合、専用中継機の連携はできないため、親機と専用中継機込みでイチから設置し直すことになります。

「AirStation connectでは『エアステーション引っ越し機能』という機能を用意。前に使っていたWi-Fi機器から面倒な設定のやり直しをせずに、簡単に引っ越しが可能です」(浜岡さん)。他社の製品からも対応OKだそうです。

コジマジック邸はパントリーと仕事部屋に設置

試行錯誤を重ね、コジマジックさんは設置場所を決定。まず親機は2階のテレビボードの上段。上下につながる階段の近くで、床暖房からも離れているのでここが最適!と最初から決めていたそうです。さらに上方にはモデムやケーブルテレビの接続機器などをスッキリと収納。

AirStation connectとコジマジックさん

据え置き型中継機のうち1つは、同じ階でも親機とほぼ対角線上に離れているキッチンのパントリーに設置。ホワイト系のキッチン家電とも馴染み、違和感なく置かれています。

キッチンに置いたAirStation connect

もう1つの据え置き型中継機は1階の仕事部屋に。これで通常のPC作業はもちろん、テレビ会議なども安心して行えそうです。コンセントの位置もバッチリ。

仕事部屋に置いたAirStation connect

オプションのコンセント直挿しタイプでWi-Fiを万全に

AirStation connectでは電波環境強化のため、オプションでコンセント直挿しタイプの中継機も用意しています。コジマジック邸ではこの中継機を3階廊下のニッチ部分に設置。

目に留まりやすい廊下ですが、直挿しタイプなのでコードがブラつかずスッキリ。この中継機の設置を前提に無駄なくコンセントの位置を決めたのは、さすが収納のスペシャリストですね。

ニッチ内へコンセント直挿しタイプの中継機を設置

インターホンの下にコンセント直挿しタイプの中継機が。ニッチ内コンセントへ設置することで、機器類が出っ張らず見た目がスマートです。さらにもう1つ、玄関に近い1階の階段下にも中継機が!

階段下にコンセント直挿しタイプの中継機を設置

「お掃除ロボット用の基地を設けたので、空いた差込口を利用しました」(コジマジックさん)。階段下なら2階の親機から電波がよく届き、玄関に近くても中継機の存在は目立たずベストポジションかも。コンセントへの横向きの設置もOK。

「このほか1階のいちばん奥が洗面所になので、そこのコンセントに挿してみたり…。そうすると電波が苦手な浴室でも、スマホで動画や音楽も楽しむことができるかなと。コンセントさえあれば、暮らし方に応じてあちこち変えられていいですね」(同)。

電波のために設計を妥協しなくても大丈夫

しばらく住んでみて「ちょっとつながりにくい」と感じる場合が多いのがWi-Fiの電波。家を建てる段階で、どういう設計ならWi-Fiが快適になるか考えるケースは稀で、日当たりや収納などを優先して考えるのが一般的です。

「AirStation connectは家がどんな形であっても、専用中継機で柔軟に電波を中継できる。だからWi-Fiのために動線や収納などを妥協する必要がありません」と浜岡さん。

「Wi-Fiの構築が万全なら、今後、収納に関するオンライン講座などもより開催しやすくなる。今後はいろいろなことがよりオンライン化されると思うので、積極的にWi-Fiの環境を整えることが大事だと実感しています」(コジマジックさん)。

取材協力/バッファロー

Source: Sumai
3階建て&床暖房はつながりにくい?「メッシュWi-Fi」なら家じゅうに電波が届く