「襖」読める?ざっくり言うと、おしゃれな壁紙が貼られた動く壁

読めそうで読めない「襖」

衣偏に奥。ちょっと意味深な字。いにしえの時代に日本人が発明し、いまも使われている便利な家の装置です。
さて何と読むでしょう?

これがなければ「間取り」は生まれなかった!?

昔の人が住んでいた竪穴式住居

BLUE7 / PIXTA(ピクスタ)

洞窟、竪穴式住居…。日本人が最初に住んでいた「家」は仕切りのないワンルームでした。平安時代に描かれた絵巻物を見ても、まだワンルームの空間を屏風や衝立(ついたて)で分けています。

それが平安の終わりごろに「襖」が登場してがらりと変わります。大きな部屋だったのが、閉めれば、幾つかの小さな部屋に!現代でいう「間取り」が誕生した瞬間です。

もう、分かりましたか?

中国から伝来した「障子」から誕生。最近では洋風のモノも人気

和室を仕切る襖

やえざくら / PIXTA(ピクスタ)

正解は「ふすま」です。

襖は中国から伝来した「障子」が起源といわれています。障子は薄い障子紙を貼り、外からのやさしい光を取り込みます。ですから窓の一種と言えるかもしれません。

それに対し、襖は木を組んだ格子状の骨格に、和紙で下張りを数回ほどこし表紙を貼って仕上げたもの。こちらは「おしゃれな壁紙が貼られた動く壁」。閉じれば周囲とは遮断された立派な部屋に早変わり!

障子と襖、同じもののように思えますが、発想がまったく違います。それまでの中国や朝鮮半島には襖はなく、日本人の画期的な大発明だといわれています。

最近は和室も減り、襖の出番が減っているように思われますが、北欧デザインの襖紙を貼ったものなど洋室にも合う襖も人気です。

私たちが住んでいる家の原点、襖を見直してみませんか?

この漢字にもチャレンジ!

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Source: Sumai
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