46㎡のマンションリノベ。床下収納とワイドな室内窓で広く住みこなす

床下収納を設けた寝室

約46㎡というコンパクトな空間でありながら、床下収納とワイドな室内窓によって広がりを生み出したマンションリノベ。ほかにもダイニングテーブルを置かずにカウンターテーブルで代用する、洗面スペースを廊下に配置する等の工夫により、実際の平米数よりも広々と、開放感を感じられる住まいとなりました。

床下収納を備えた寝室をガラス張りにして開放的に

リビングでくつろぐ妻

南西に向かって大きく開けていて、富士山も見えるという抜群の環境。そんな空間を、リノベでより開放感的にすることが妻の希望でした。

そのため、寝室にはLDKとの一体感が感じられるようにクリアガラスを採用した大きな室内窓を設置。また、ウィンドウディスプレイの仕事をしている妻は、室内の色は白とグレー、木の3色をベースとして、ポイントにグリーンを置くと決めることで、空間が雑多に見えないよう工夫しています。

寝室床下の収納

室内にモノがあふれてしまうと狭く感じられるため、寝室下に大容量の床下収納を設けました。そのぶん寝室の天井はやや低めになりましたが、室内窓のおかげで自然光が届いて気持ちよく過ごせています。

【この住まいのデータ】

▼家族構成
夫41歳、妻44歳

▼リノベを選んだ理由
弦楽器の演奏ができて猫2匹と暮らせる住まいを探していたが、賃貸だと選択肢が少なく、家賃も高い。「予算内で自由に設計できるリノベーションもいいかも」と方向転換した。

▼住宅の面積やコスト
専有面積/45.65㎡  工事費/1200万円(税・設計料込み)

ダイニングテーブルを置かずカウンターテーブルで代用

インナーテラスに見立てたDK

日当たりのよいダイニングはインナーテラスに見立て、床には玄関土間と同じモルタルのような風合いのタイルを使用しました。天井の一部には天井材を張っていますが、リビング側の躯体現しと馴染むようDIYでコンクリート風に塗装しています。

テーブルを置かずにカウンターを採用したキッチン

明るいダイニングにはカウンターテーブルを設置することで、ダイニングテーブルを置くスペースを省きました。キッチンの腰壁は高めになっているため、カウンターへの水ハネなどの心配もありません。すっきり見えるように、腰壁上部の笠木も白に統一。

DIYしたキッチンのオープン棚

キッチンの壁面にはDIYでオープン棚を取り付けました。

スペースをムダなく活用する工夫がいっぱい

すっきり見えるオープンな靴箱

玄関のオープン棚もDIYで設置。上部は梁の下ぎりぎりまで棚板を設置して、ブーツなどを収納しています。また、下部は傘などを立てて置けるよう空間を空けていることで、玄関全体がすっきり見えます。

また、壁にはフックを取り付けて壁面もムダなく活用しています。

廊下に設けた洗面台

洗面スペースは廊下に設けたことで、省スペース&ゲストも使いやすく。廊下がただの通路ではなく、多目的な空間となりました。目に入りやすい位置にあるので、洗面ボウルのデザインにもこだわりました。壁付けの水栓は汚れにくく、掃除もラクだそう。

ウォークインクロゼットに衣類を集中収納

寝室の床下収納に加え、もうひとつの大型収納として寝室の向かいにウォークインクロゼットを設けました。

間口はそれほど広くありませんが、ほかの空間と同様に躯体現しにすることで天井高を上げ、スペースをフル活用。夫妻ふたり分の衣類がきちんと収まっています。

ニッチを活用して収納と猫スペースに

また、床下収納によって寝室の入り口とベッドスペースの床の間に段差ができたため、廊下側には階段下を利用したニッチを設けました。収納としてだけでなく、猫の食事スペースとしても活躍しています。

弦楽器の演奏も気兼ねなくできる防音室を実現

コントラバスなどの弦楽器の演奏ができる約2畳の防音室

音楽関係の仕事をする夫唯一の希望だったのが約2畳の防音室。吸音材で囲み、入口は二重ドアになっています。コントラバスなどの弦楽器の演奏も気兼ねなくできます。

室内窓で解放感を演出したLDK

予算のことで実現しない可能性もあったものの、暮らしてみるとやはり床下収納はマストだったと、夫は実感しているそう。また、「掃除がしやすいですし、場所が限られているから物も増えなくていいですよ」とコンパクトな空間ならではのメリットも教えてくれました。

間取り(リノベーション前後)

リノベーション前の間取り

リノベーション前

リノベーション後の間取り

リノベーション後

※情報は「リライフプラスvol.36」取材時のものです
設計/リノベる。 撮影/遠藤 宏

Source: Sumai
46㎡のマンションリノベ。床下収納とワイドな室内窓で広く住みこなす