地震に強い家にする構造、どんな種類がある?<知って得するお家クイズ>

大地震が発生しても倒れない家にする

カワグチツトム / PIXTA(ピクスタ)

たとえば、戸建てを建てたりマンションを購入したりするとき。建物が地震にどのくらい強いのか、気になりませんか?

ではここで、建物のつくりについてクイズ。宅地建物取引士の資格試験で出題された問題から、地震に強い家についてチェックしましょう。
マイホームを考えている人には、きっと役に立ちますよ。

建築物の構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1. 地震に対する建物の安全確保においては、耐震、制震、免震という考え方がある。
2. 制震は制振ダンパーなどの制振装置を設置し、地震等の周期に建物が共振することで起きる大きな揺れを制御する技術である。
3. 免震はゴムなどの免震装置を設置し、上部構造の揺れを減らす技術である。
4. 耐震は、建物の強度や粘り強さで地震に耐える技術であるが、既存不適格建築物の地震に対する補強には利用されていない。

(令和元年/問50より)

建築基準法という法律で「耐震基準」が定められている

耐震診断をしよう

akiyoko / PIXTA(ピクスタ)

住む家が地震にどのくらいまでなら耐えられるか?とても気になりますよね?
法律では建築基準法で耐震基準が定められていて、現在は1981年に改正された新耐震基準が適用されています。
この新耐震基準を満たしていれば、たくさんの人が家の倒壊で命を落とした1995年の阪神・淡路大震災と同程度の大地震が発生しても、倒壊や崩壊するおそれはないと考えられています。

大地震にも負けない建物にするための構造は3つある

そして2000年には、住宅の品質を高める目的で品確法が制定され、そこで耐震等級というものができました。
耐震等級は3つあり、耐震等級1は新耐震基準を満たしているという意味。耐震等級2はその1.25倍、耐震等級3は1.50倍の強度があることを示しています。新耐震基準よりさらに上の等級が誕生したのです。

この大地震にも負けない建物にするための構造が、耐震構造・制震構造・免震構造です。

今回の問題は、この3つの構造のことをどれくらい知っているかを問われています。

1.その通り!地震に対する建物の安全確保においては、耐震・制震・免震3つの考え方があります。

2.その通り!制震は制振ダンパーなどの制振装置を設置し、地震等の周期に建物が共振することで起きる大きな揺れを制御する技術です。

3.その通り!免震はゴムなどの免震装置を設置し、上部構造(建物)の揺れを減らす技術です。

で、問題は4です。
既存不適格建築物の地震に対する補強には利用されていない、というのは大間違い!
耐震・免震・耐震、いずれの技術も既存建物の補強に利用することができます。
国や自治体の補助金も整備され、住宅金融支援機構からも低い金利で融資を受けることも可能。

ということで問題の答えは「4」です。

もし、あなたの住んでいる家が新耐震基準をクリアしていなくても、補強工事で地震に強い家にすることはできるんです。

Source: Sumai
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