リビングの子どもスペースのつくり方。成長に合わせてどう変える?

幼稚園年中の頃の子どもスペース

子ども部屋のスペースがお宅にない人、個室は子どもが大きくなってからと考える人は多いのではないでしょうか。それなら、子どもが成長するある一定期間、共有スペースをうまく利用するのも手です。

2LDKのマンションで3人暮らしをしているという、ライフーオーガナイザーの森麻紀さんは、リビングに子どもスペースをつくっています。結婚当初から「夫の部屋」「私の部屋」という部屋割りをしていたので、子ども部屋を確保できなかったためです。子どもスペースの変遷を紹介してもらいました(上の写真は森さんの子どもが幼稚園年中の頃の様子)。

幼少期はキッチンから一番近いところに

キッチン隣の子どもスペース

キッチンカウンターの横に置いた白いテーブルは、2歳頃までソファの後ろに折りたたんで収納していました。いつもは見えない場所にあるこのテーブルを使うのは、友達親子が遊びに来たときや、床にすぐ落としてしまう粘土遊びをするときなど。

子どもスペースでお絵かき

そのテーブルを日常的に出しっぱなしにして使うようになったきっかけは、お絵かきを頻繁にするようになったこと。ずっとダイニングテーブルを使っていましたが、私がキッチンにいるときもしょっちゅう呼ばれてしまうので(笑)いちばん近い場所を定位置にしました。

子どもにおやつを上げられる場所

キッチンカウンター横に置くことで、料理をしているときでも、すぐに描いた絵を見てあげられる。ここは、呼ばれたらどの場所よりも早く行けるところなのです。
ちょっとお腹がすいたときにはキッチンからすぐに何か出せて、小さい子どもでも後片付けのお手伝いがしやすい場所でもあります。

キッチンカウンター下の本やおもちゃ

キッチンカウンター下の収納は、おもちゃや絵本が入っているので、子どもにとってもいろいろと便利な場所です。床で遊んだり、椅子に座っておやつを食べたり、お絵描きをしたり…。

ソファをやめて、子どもスペースを広めに

リビングにソファがあったときの状態

ソファを外した状態

子どもが小2のとき、リビングのソファが壊れたのを機に、ソファをやめました。まわりのお友達のなかには個室を持っている子もちらほらと見かける年齢なので、ソファを置くことよりも、子ども専用のスペースをつくることを優先したのです。

ソファの場所に子どもスペース

目をうるうるさせながら「自分専用みたいで嬉しい!」と喜んでくれたこちらのスペース。
もともと置いてあった洋服ハンガー(ハンガーラック)と同じリビングの片側に寄せたことで、仕切りのない子ども部屋のようなスペースになりました。数日後、もう少し自分の部屋っぽさを出したくなったようで、白いテーブルを子どもスペースに移動していました。

この場所を子どもスペースにしたとき、私が気を付けていたことは、掃除以外では勝手に入らない、触らないこと。子ども部屋があるのと同じ扱いをしました。そうすることで、リビングの一角だけど「自分だけのスペース」と心から思えるのでは?と考えたからです。このことは親子の信頼関係にも良い影響があるように思います。

間仕切りが欲しいお年頃

小3で購入した学習机

ダイニングテーブルや白い折りたたみテーブルで、宿題をしたり絵を描いたりしてきた娘ですが、学習机を小3の6月に購入しました。白い折りたたみテーブルは卒業(別室へ移動)です。学習机の登場で、さらに子ども部屋っぽくなりました。学習机購入と同時期に、成長と共に手狭になった洋服ハンガーも買い替えています。

子どもスペースに仕切りを追加

高学年である5年生になり、「仕切りが欲しい!」と言うようになりました。リビングに衝立をしてしまうと暗くなるし圧迫感も出そうなので、気分だけでも…と試してみたのが厚さ5㎝のトレーニングマット。こちらを立てかけて間仕切りにしてみたのです。

マットはもともと家にあったものです。まずは家にあるものでなんとかしてみると、無駄な買い物をせずにすみますよ。

この仕切りをしたのは、コロナ禍での非常事態宣言により学校が休校になり、家にいる時間が増えたときのこと。夫は自分の部屋で仕事をしますが、私はダイニングテーブルをワークスペースとしているのでずっと娘と同じ空間にいます。とても仲の良い親子ですが、常に母親の目線があるのは疲れるかもしれないなと思い、ラグマットに寝ころんでいるときは、ダイニングの椅子に座っている私からは見えないようにしてみました。

仕切り替わりのトレーニングマット

はじめはこの仕切りをとても喜んでいた娘でしたが、学校が始まっている現在、マットの仕切りはもうありません。自分からやめると言い出しました。理由は「すぐに入れないから不便」だそうです(笑)。

もう少し経って、親と距離をとりたい雰囲気を感じとったら、何かしら仕切りになるようなものをまた考える予定です。子どもの成長と共に、リビングの子どもスペースにも変化が必要ですね。

もしかしたら、子どもスペースだけ、時が止まっていませんか?そんな方は参考にしてください。

●教えてくれた人/森 麻紀さん
名古屋市在住のライフオーガナイザー。クローゼットオーガナイザーの資格も持つ。「自分にちょうどいい片づけ方」を実践しつつ、片付けに悩む人へのサポートを行う。Webメディアなどで片付けに関する執筆も

Source: Sumai
リビングの子どもスペースのつくり方。成長に合わせてどう変える?